iPod touchのハッキングに成功の模様
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10月8日の記事「iPod touchにネイティブアプリケーションをインストールするための「監獄破り」の現状」に追記のかたちですこしだけお伝えしましたが、Niacinさんという方がTIFFを表示するためのルーチンのぜい弱性を利用して、iPod touch 1.1.1とiPhoneの1.1.1でルートディレクトリのリード/ライト権限を得ることに成功したと主張しています。またその動作を、engadgetが確認した模様。
あまり詳しい原理は書かれていませんが、(私の想像もくわえて)まとめると、
- iPod touch/iPhoneはmobile safariを含む全てのプログラムがroot権限でうごいている。
- iPhone 1.02以前は違う方法でファイルシステムへのアクセスが確立しており、調査が可能だった。
- 1年半まえにPSPをハックするのに使われたのと同じlibTIFFのバッファーオーバーフローのぜい弱性が、iPod touch/iPhone 1.1.1にも含まれていた。
- 上記のぜい弱性を利用すると、コードを埋め込んだTIFF画像のようなものをmobile safariに表示させることで、そのコードを実行させることができる。
- (どういうコードを実行させるのかはわからないけどそのコードを実行させることで)iPHUC経由でファイルシステムへのリードライト権限が得られる。
今晩中(現地時間の今朝遅く)には、libTIFFのぜい弱性をつくためのTIFF画像(みたいなもの)が公開される予定とのこと。たのしみー。それまでまてないみなさんは、iPod touch dev wikiのTIFF Exploitのページに書いてある、libTIFFの穴をつついてmobile safariをクラッシュさせるTIFF画像(のようなもの)をiPod touchでみてみるといいでしょう。Mac OS Xのfirefoxやsafariではなにもおきませんが、mobile safariでみると、mobile safariが落ちてしまいます。
しかしなんだろうね、いまどきlibTIFFのぜい弱性って言うのは...わざと残してあった? なわけないか ^^;;
参考文献
- Confirmed: Our exploit grants iTouch / iPhone 1.1.1 read/write access to root partition, toc2rta, 2007
- iPhone and iPod touch v1.1.1 full jailbreak tested, confirmed!, engadget, 2007
- iPod touch dev wiki
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