Friday, August 24, 2007

2030年、CPUの速度は現在より10万倍速くなる?

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わけあって、ドライストーンスコアのリストから、適当に抜き出して、 CPUの発売年度(これも適当ですが)でプロットしてみました。 PC系の1チップCPUだけです。グラフはこんな感じ。y軸はドライストーンスコア、 x軸はCPUの発表年です。

futsujiku.jpg

図1. CPUの速度と発売年の関係(普通軸)

グラフだけでもとのデータがなくて申し訳ないんですが、 いまそのデータが手元にない。あとで追加しておきます。 まあ、これだとよくわからないんだけど、対数軸にしてみると、

taisuujiku.jpg

図2. CPUの速度と発売年の関係(対数軸)

おお。見事に直線っぽい。そこで近似線を重ねてみた。

kinji.jpg

図3. CPUの速度と発売年の関係(対数軸)近似線付き

グラフ中に書いてありますが、近似の直線によると、おおむね1.6年で2倍の性能になっているようです。 ちなみにムーアの法則は18〜24ヶ月で集積度が2倍になるというやつ。1.6年=19.2ヶ月ですから、おおむね 適合しているかな。おもしろいのは1970年付近で1になること。1970年ってのはなんかすべての始まりの 年なんですかね?

まあいい加減なデータなのでアレなんですが、もし今後もこのペースで性能が向上するとすると、 図3によれば、2030年にはドライストーンのスコアが1兆ドライストーンになります。これはすごい。 グラフの最後のプロットの点が1千万ドライストーンですが、これはG5の2.0GHzです。つまり、 2030年のCPUは、G5 2.0GHzの10万倍の速さになる。かもしれない。

10万倍といわれてもイマイチピンときませんね。でも2030年ってもうすぐそこです。 というわけで、G5の10万倍速いCPUができたら一体どういうことが出来るのか、 または一体どういうことを やりたいか、いまのうちから考えといたほうがいいですね。みなさんはなにをやってみたいですか?

参考文献

  1. dhrystone
  2. Dhrystone2.1 ベンチマークの結果
  3. Intel社が開発したマイクロプロセッサーの技術的スペックの歴史的変遷(詳細版)

3 comments:

Anonymous said...

オセロを解析しきる

Anonymous said...

一方Windowsは20万倍重くなった

Anonymous said...

人工知能ができるかもね。

オレが人工知能にやって欲しいなと思ってる仕事:

(1) 本や論文を要約して内容を教えてくれる。
(2) 日程の調整とかのつまらん雑用をやってくれる。
(3) うざい営業や上司の相手をしてくれる。
(4) 株式市場などでお金を儲けてきてくれる。
(5) ペアプログラミングの相方をつとめてくれる。

いや、2030年がたのしみですね(?)