Wednesday, September 12, 2007

Call for Papers and Invited Sessions Proposals WM-SCI

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先日、メールでわたしのところにCall for Papers(論文募集のお知らせ)が来ました。まあそれ自体は特におかしくもない。ふつうはメーリングリストとかに出すのだと思うが、わたし個人あてに(ちゃんと本文にわたしの名前が書いてある)きたのがちょっとめずらしいかなあ。それによると、

We invite you to submit a paper/abstract to the 12th World Multi-Conference on Systemics, Cybernetics and Informatics: WM-SCI '08 (http://sciiis.org/WM-SCI08). It will take place in Orlando, Florida, USA, on June 29th to July 2nd, 2008.

とのことだが、このWM-SCIっていう国際会議はよく知らないので、ちょっとしらべてみた。しらべるといってもグーグルするだけだけど。まず(?)wikipedia。WMSCI によると、

WMSCI's acceptance policy is far more liberal than that of most major computer science conferences, and it has been criticized by some academics who feel its quality threshold for acceptance is too low and its stated mission ("a forum for focusing into specific disciplinary research, as well as for multi, inter and trans-disciplinary studies and projects", according to the 2005 WMSCI website) too opaque. WMSCI has also been accused of using spam to advertise its conferences.

要約すると「論文の受理基準が低すぎる」「会議の目的が不明瞭」「スパムで広告してる」の3点。なんだー、スパムだったのか! ^^;

「論文を受理する基準が低すぎる」っていうのは、だせばなんでも通ると言うことです。ホンマカイナ、とおもうわけですが、おなじwikipediaの他の記事「SCIgen」によると、SCIgenっていう、科学技術論文「みたいな」ものを自動生成するプログラム(もちろん出力された論文は「無意味」)で生成した無意味な論文を投稿したら、WM-SCI2005に通ってしまった! おそろしい! ^^;;

通った、といっても論文を査読にまわしたら期限までに戻ってこなかったので「査読なし論文」として採録された、ということらしいです。しかし査読されていない論文を載せるってのもどうかと思うなあ ^^;;

きくところによると、アメリカでは大学でテニュア(終身在職権)をとるには「国際学会」を主催していること、と言うのがよくある条件らしくて、それでいろんな学会がたくさんできるんだとか。大学の先生も大変だね ^^;;


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